テニスラケットの選び方1

テニスラケットの選び方1

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更新日 2010-09-28 | 作成日 2008-02-07

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どうやって自分にあったラケットを選ぶの?

あなたがテニスラケットを選ぶのに迷ったとき、聞く方法はいくつもあります。テニスの上手な友人に、または先輩に聞く。教えてもらっているテニスのコーチに聞く。雑誌で情報を漁る。ネットで情報を収集する。どれも外れとは言いません。でも、必ずあっているとも言えません。それは、あなたのテニスをよく把握できていないかまたはラケットの正しい知識を持っていないかもしれないからです。特に雑誌やネットからの情報は、どんな人がどのレベルで評価しているかがよくわかりません。あなたとまったく違う観点から褒めていることもあり得ます。
 はっきりいうと、ラケットとのマッチングには誰も責任を持てないんです。合う合わないは、宗教レベルであなたを信じ込ませるか また合っていると思えるラケットに出会えるまで探し続けるしかありません。それは、極めて遠い道のりのような気もします。できるならそれが解るだけの選別能力をあなたの腕が持ってくれればいいんですが、時間的に又はレベル的にそれを困難と諦めそうな方なら是非このコラムを読んで下さい。究極の答えにはならないでしょうが、参考程度にはなれるかと思います。

僕にあったラケットを教えて?

お店でつい聞きがちな言葉ですね。それで、あなたの硬式テニスの経験を聞いて、即ラケットを薦めてくるようなお店ならもう信用はできないでしょうね。たぶん、その時の店員さんの判断材料はあなたが、「初心者」か「中級者」か「上級者」かだけを見ている可能性が高いです。
確かに、あなたは硬式テニスを始めようとしている初心者かもしれません。ですが、もしもソフトテニスや野球、バドミントンを経験していたなら、下手すると硬式テニスを1年間経験してきたプレイヤーをしのぐサーブが打てるかもしれません。
 初心者=ラケットが振れないって誰が決めたんですか?上級者=ハードヒッターって必ずではないですよね。
よく、メーカーさんはカタログで初心者とか、中上級者って区別をしますが、これは便宜上やむをえないことであり、その通りにドンぴしゃの方はともかく、問題はこんな区別にピッタリ収まり切れないあなたの場合です。又は、収まりたくなくてあがいてる方。
 プリンス社がPOWER LEVELって言ってるやつに注目です。これは、ラケットの重さや固さや長さ、スイングバランスから、ラケットのパワーを表しています。ウイルソン社がスイングインデックスって言ってるのは、グリップを固定したラケットのフレームの先端に2.8kgの重りを40秒間ぶら下げてのシナリ具合を言ってたはずです。
 どちらも目安にはなると思います。要はラケット選びに一番重要と思われるのは、あなたがどれくらいラケットをスィングできるかってことです。振れれば、必ずそこにパワーが産まれるからです。振れてない方はラケットからパワーを与えてもらう必要があるからです。

最初のページはややハードヒッター向けかと思います。

ラケットは重い方がよい?

あなたがストロークで的を撃破することを狙ってるなら、絶対真実です。軽かったら相手のボールに弾かれますし、重量があれば慣性の法則で重いボールが打てます。でも、条件があります。あなたがその重いラケットを、振り続けられるパワー、筋力、練習時間を持っているかです。
 たしかに、近年のラケットは恐ろしい進化を遂げました。一昔前なら重さ280gでこんなにもボールを飛ばせるなんて信じられない事実です。でも、軽くて全ていいなら、なんでATPや全日本の男子選手が340gもあるラケットを使い続けるんでしょうか?答えはそこにあります。あの人たちは時速200kmを越えんとするサーブを返さなきゃならないんです。三日も保たずにポリエステルを切ってしまう恐ろしいスイングなんです。負けないだけのスイングができているとお思いの方なら重いラケットにこだわっていただいても結構です。でも、あなたの相手もそんなハードな球を打ってくるんでしょうか?
 重いラケットは欠点があります。いざスイングが起動してしまえば、あとはラケット任せですごいパワーが産まれますが、もしも、敵がすごい球を、食い込むような早さで打ってきたら、重いってことは引き遅れたら致命的です。あなたが、完璧なコンディションでスイングできている間は頼もしい味方でしょうが、あなたのスイングの一連の動作に狂いが生じてきたとき、重いラケットは容赦なくあなたからパワーを奪い取ります。さらに、ボレーには褒めるべき要素はありません。ですから、上記の問題を問題と感じない方だけが重いラケットを使い続けましょう。心配がある方は、とりあえず気持ち軽めなラケットからスタートしてみることを薦めます。軽いかなと思ったらウェイトでTune upできるんですから。

ラケットは長い方がよい?

M.チャンが活躍して、瞬く間に世界は長ラケブームに向かいました。プリンス社では、デカラケ、厚ラケ、に続く第三次革命とも。確かに長いラケットは、慣性を増やしますから飛ばすパワーが増大します。1997年の資料によると、効能は「モアパワー」「モアコントロール」「より高い振動吸収性」「モアスピン」「コートカバーリング能力」を挙げている。チャン選手はロングボディ(長ラケ)を駆使し、二年間でサービスエースの数を195%にまでアップさせたのだから、サービスのパワーアップは認めざるをえない。
 野球で、ホームランバッターがバットを長く持つがごとしである。しかし、テニスはストロークばかりではない。ボレーもするし、様々なボールの変化に対応しなくてはならない。慣性力が増すと言うことは、逆説的には振り始めもしくは、スィングのスタートを起動させるのに多くのエネルギーを要すると言うことでもある。
 だから、操作性を大事に扱われるボレーには致命的にメリットがない。ボディショットなんて打たれた日には、間違いなく普通の長さのラケットより、面作りが出遅れる。チャン選手が、前に出て行ったときに、一握り分ほど短めに握っていたことを皆さんは覚えてらっしゃるか?
 日本にデビューしたとき、各社が軒並み時代は長ラケだって叫んだときに、僕は絶対無理だって思っていた。それは、もちろん、使ってみて、そして次の事実から自信を持つに至った。それは、購入されたお客様と、契約しているコーチ達いずれにも出た現象であるが、テニスエルボーをかなりの確率で誘発させたという事実である。二ヶ月以内に8人のプレイヤーが肘に痛みを覚えれば、なんらかの因果関係はないだろうか?長いということは、ぶつかった時にテコの原理で、フレームが反対に持って行かれるということでもあり、筋力で支えきれないプレイヤーや、骨格がそれほど恵まれない日本人には、相容れない規格だったのではないだろうか?事実の検証はともかくとして、あれほど売れていたPURE DRIVE+(0.5インチ長い)でさえも売れ行きは減少という事実。メーカーのカタログからも1インチロングが消滅し、(OUTER EDGEが28.5インチロングってことは、置いといて)あっても0.25インチロングに姿を変え始めているこの事実が全てを物語っているのではないか。
また、反対に長いことによるパワーの差が、プレイヤーの勝敗に影響を与えるのを少なくしようと2000年から一般プレイヤーにも29インチロングの使用を禁止するに至ったのは長ラケのパワーならでは。
 でも、慣れって恐ろしい。未だにロングを探してるプレイヤーがいるのも事実です。そんな方のために、ハウディでは1.5インチまでの長ラケ改造を行いますから、諦める必要もないですよ。
自分にあっていると思えてたら貫きましょう!
 

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