リプレイスメント・グリップレザーの選び方

グリップレザーとはラケットのグリップ部分にグルグル巻かれた人工ポリウレタン素材-シンセティックレザーor天然皮革の細長いモノです。

プレイヤーによっての好みは様々ですが、ここではリプレイスメント・グリップレザーの選び方の常識、コツといったものをお話しします。最終的には、好みをお探し下さい。

REPLACEMENT(和訳)既存のものに取って代わること、交換すること

絶対にしていけないのは、太さを細くしたいからとレザーを剥がして
そこにグリップテープを巻いただけの状態にすること。
ダイレクトに水分をグリップの発泡芯に与えて、ダメージを与え続けるし
何よりメーカーが製造にあたり、確保した最低基準の衝撃吸収能力が欠如する!

衛生的な観点からも交換時期はあります。シンセティックレザーなら使用頻度が多いのなら半年で交換時期が。天然皮革でも1年も使えば交換しましょう。

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更新日 2020-01-16 | 作成日 2019-12-29

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グリップレザー(天然皮革)とは

巻き替え用レザーの中に天然皮革のものがあります。
特徴とメリット、デメリットをお伝えします。

通常の巻き替え用はシンセティックレザーと称されるウレタン製のものがほとんどですが、天然皮革は牛の皮から作られます。牛の中でも成熟した牛でなく、子牛から取れる皮はカーフレザーと呼ばれ革の表面がきめ細かく、手触り感が全く違います。

メリットはかなりあります。
スポンジを入れてないので握った握力が間髪なくグリップに伝達できます。
天然皮革と比べると通常のシンセティックレザーは、間に挟まれたスポンジ層を一度握りつぶしてから初めて握力が伝わりますので、上級レベルのプレイヤーには
天然皮革レザーが寵愛されます。
さらに、八面体の角がしっかり出ますので、自分がどこを握っているのかがすぐわかります。
グリップテープを巻く方には、素材同士の融着が起きませんので、テープを剥がした際にひっついて、元レザー表面を剥がしてしまったなんてこともありません。その意味ではグリップテープとの相性はメチャいいです。
非力な方だと滑りやすいのでマメができることも
耐久性は相当に期待できます。なにせへたるクッションに該当する部分がありませんから
シンセティックレザーだと、しまい込んでたのを出した時に溶けてデロデロになっていることがありますが、天然皮革はそうはなりません。
デメリットは?
中間層にスポンジがありませんので、特にオフセンターで打った際の衝撃はそのまま伝わります。
乾くのが遅く、油断するとカビを発生させます。
同様に汗、水分を吸収すると長く保ちますので、季節により重さ変動はかなりあります。そもそもが重いです。

グリップレザー(シンセティック・レザー)とは

ウレタン製で中間層にスポンジを挟み込んだレザーのこと。
打感は優しめにあがるが、そのスポンジ層が徐々にへたっていくので半年も経過するとずいぶん、薄くなってしまう。
メリット
中間層にスポンジがあるため、特にオフセンターで打った際の衝撃はかなり吸収して伝わります。
デメリット
八面体の角がしっかり出にくいので、自分がどこを握っているのかがよくわからない。
慣れの問題でもありますが...
素材がウレタン製のため、ウレタン表面のグリップテープを巻くと素材同士が自己融合してしまい、剥がすときにきれいに剥がれないことがある。
時間がたつと加水分解でボロボロになる。(表面がパラパラ削れてしまう状態)


いずれのレザーも使い込めばプレイヤーの皮脂、汗、汚れが付着し細菌の温床になっていることは間違いありません、ここから発散する匂いにショップは悩まされています。
さて、そんなレザー談話ですが、昔はプロモデルというと100%天然レザーが巻かれていました、しかし、今やプロモデルにさえ、シンセティックレザーが巻かれていることが多く、シェアは90%以上のラインナップがシンセティックレザー採用となってるのが現状です。
でも車のステアリングに該当する一番の接点はグリップです!。興味がありましたら一度は天然皮革レザーをお試し頂きたいと存じます。

シンセティックレザーと天然皮革との違いは以上でおわかりいただけましたか?

リプレイスメント・シンセティックレザー

wilson  SUBLIME

wilson社製
左から順に
SUBLIME GRIP 25×1,100×厚さ1.8mm
定価¥1,500税抜き
他社より高いが、フレームがどこであろうと
お薦め!巻き易くタック感と通気性に優れる

PRO PERFOMANCE GRIP
25×1,100×厚さ1.4mm 定価1,500税抜き
プロスタッフに採用された薄手な
レザー感触のグリップレザー

HEAD社 HYDROSORB PRO

HEAD社 HYDROSORB PRO
25±×?×厚さ1.75mm 定価1,500税抜き
グラフィン・ツアーラケットに採用される
(PRESTIGE〜INTTINCTまで)
フラット巻きがしやすいグリップレザー

PRINCE RESI PRO

PRINCE 社 リプレースメントグリップ
左から順に
RESI PRO
25±1,100×厚さ1.8mm 定価1,500税抜き
PHANTOMに採用される
穴あき吸汗速乾
セミWETタイプグリップレザー

RESI SOFT
25±1,100×厚さ2.2mm 定価1,500税抜き
厚ラケ系に採用される
厚めで振動吸収性が高い
セミWETタイプグリップレザー

DURA TAC
26±1,100×厚さ1.9mm 定価1,500税抜き
耐久性が高い
WETタイプグリップレザー


BABOLAT社の巻き替えレザー
左上から数字の順に
①XCEL GEL
25±1,150×厚さ2.6mm 定価¥1,200税抜き
厚ラケ系に採用される
厚めで振動吸収性が高い
WETタイプグリップレザー
②SYNTEC TOUCH
25±1,150×厚さ2.1mm 定価¥1,200税抜き
手に貼りつく感触
タッキー感に優れる
WETタイプグリップレザー
③④SYNTEC PRO
25±1,100×厚さ1.9mm 定価¥1,200税抜き
ピュアドラやピュアアエロに標準採用
フラットに巻き易い
WETタイプグリップレザー
⑤SYNTEC FEEL
25±1,100×厚さ1.8mm 定価¥1,200税抜き
ピュアドラやピュアアエロに標準採用
穴あきタイプで強力にグリップ
WETタイプグリップレザー
⑥WOOFER GRIP
25±1,100×厚さ2.1mm 定価¥1,200税抜き
振動吸収材によるウーファー効果
穴あきタイプで吸汗性に優れる
WETタイプグリップレザー
⑦SKIN FEEL
25±1,140×厚さ1.55mm 定価¥1,200税抜き
ピュアストライクシリーズに標準採用
情報が正確に伝わる極ウスタイプ
WETタイプグリップレザー

EXCEL FORM GRIP

YONEX社のシンセティックレザー
左から順に
EXCEL FOAM GRIP
25±1,200×厚さ1.6mm 定価1,200税抜き
高いクッション性と
フィット性
EXCEL PRO GRIP
25±1,200×厚さ1.6mm 定価1,200税抜き
穴あきエンボス加工
フィット性
CUSTOM THIN GRIP
25±1,200×厚さ1.2mm 定価1,200税抜き
グリップを細身に出来る極薄タイプ
巻き重ねの調整は少し難しいです。
フィット性

天然皮革グリップレザー

天然レザー種類
左から番号順に
①Wilson Premium leather
25×1,100×厚さ1.6mm 定価¥2,000
こだわりの天然皮

②Tourna Leather Grip
25×1,165×厚さ1.48mm 定価¥2,800
しっとりとした最上級品

③PK WEST Premium Natural leather Grip
25×---×厚さ1.6mm 定価¥2,200
上質なカーフスキン
しっとり感覚
国産品で面取りも丁寧です

④HEAD LEATHER TOUR
25×1,165×厚さ1.5mm 定価¥2,500
HEADのPROモデルに採用

⑤BABOLAT NATURAL GRIP
25×---×厚さ1.65mm 定価¥1,800
ダイレクトなタッチと
ドライフィーリングを実現

グリップレザーの巻き方
先ず元から有るレザーを剥がす
綺麗に剥がせた場合はそのまま次の作業に(右コーナーへ)

YONEX製品やあまりに長く使い込んだラケットで
綺麗に剥がせず粘着糊や元レザーがグリップに残っている場合

クリーニング作業に入ります。
専門店なら溶剤で溶かすところです。
マネキュアの除去液も使えます。
匂いが凄いので必ず換気しながら
グリップエンドや
塗装面に付着すると溶かしますので要注意

クリーニングが終わり綺麗なグリップに


レザーの始まりの△部分をグリップに打ち付けます。
プロならエアタッカーガンで一発の作業ですが
一般の方なら釘(頭が平らな釘)を打ちましょう。
それから右利きの方なら
右方向へ
左利きの方は逆巻きで巻いていきます。

重ねの部分は1.5mm以上は絶対必要です。
レザーの裏側のそぎ落とし具合によりますが
重ねを浅くすると凸凹が強く出ます。
重ねを多めに取るとフラットな巻き上がりになります。

天然レザーを左利き用に
写真は天然皮を凸凹が強く出て指の引っかかりを
多く求めて巻いた、左利きプレイヤー仕様です。

当店では、その後に巻いたグリップテープの巻き直しの時に
ついでに剥がれないよう
エンドテープは通常と反対方向に巻きます。レザーの巻き方と逆です。

終わりましたら
何かでレザーを各面ごとに圧着します。
壁紙ローラー
写真は、プロなら必ず持っている壁紙ローラーです。
片支持は剛性がちょい不足しますが
両支持ではできないギリギリの所を
圧着できますので便利です。

2020.01.12
グリップテープの巻き方を動画でアップしました。
2020.01.12
LONG加工 値段改定値上げとなりました。
2016.05.30
KooKiiボールキャリーLinkIcon記事をupしました。

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