グリップがボロボロになった。
しばらく使っていなかったラケットを取り出してさぁテニスするぞーって意気込んでラケットを握ってみたあなた！
でもそんな時に限ってグリップレザーがボロボロ。触るのも気持ち悪いほどべたつき、触ればポロポロと
風化したモノが剥がれ落ちる。こうなったら家庭で交換は諦めてください。「グリップクリーニング」の説明です。

よく、レザーがダメでもグリップテープを巻いちゃえば大丈夫という意見を耳にしますが、極めて乱暴な意見です。
レザーの厚さは種類により色々ありますが、大体1.5〜2.0mmの範囲です。座布団だってしばらく使ったら薄くへたへたになっちゃいますよね。座布団カバーだけの交換で誤魔化しますか？最初から巻いてあったリプレイスメントグリップレザーは、もともとPUフォーム材で発泡させたスポンジを挟んで作っていたものですから使用頻度で薄くなります。平均すると1年も使えば1.8mmあった厚さが1.4mmには薄くなってしまっています。綿入れならぬ巻き直しで復活させましょう。レザーも汗や汚れで結構汚れています。
巻いてあったのが天然レザーの場合でも同じです。
白くカビなど発生していませんか？恐ろしく不衛生です。この際リフレッシュさせましょう。

お店に持ち込まれたグリップは、15分から35分の時間をかけて下の写真のようにリフレッシュします。
もともとレザーに付いていた両面テープの残りや接着剤などを全て除去してきれいな状態にしなければ
僕らもレザーを巻くのに躊躇してしまいますからね。



その後、巻き直します。




あとは張り替えて、テニスを楽しむだけですね。

クリーニングの方法は？
部屋を著しく汚してまでもどうしても自分でやりたい方に簡単に説明します。
下の写真が用意するモノ。あとは手にダメージを与えないようにゴム手袋(耐溶剤用手袋)は必須です。
キッチンペーパー、サランラップ

ボトルはアセトンです。
高揮発性で人体に有害とされています。
失明の危険もあるため保護めがねと手袋は必須。
吸い込むと内臓疾患の可能性が書かれています。
でもこれ、ネイルリムーバーとしても使われてるんですよねぇ。
キッチンペーパーで巻いてからアセトンを垂らし、それをサランラップで包みます。

この時、グリップエンドとヨーク部のサイズシールなどに液が回らないように厳重注意！
浸したらエンドキャップのロゴなんて簡単に塗装が消えてしまいます。

バケツの上でラップの上からグリグリゴシゴシ擦ります。

一回で出来なければ、二度、三度と同じことを繰り返します。

絶対に生活できなくなりますから、生活している部屋ではしないでくださいね。

この作業で体調を悪くされたり、ラケットの塗装にダメージを与えても自己責任でお願いします。

レザーがどんな状況かにより、作業時間がはっきりしませんので
確約は出来ませんが、とてつもなく労力がかかる場合で￥1,800
比較的簡単にクリーニングが終わった場合￥1,400

ハウディお買い上げラケットに関しましては
割引がつきます。
レザー交換費用はこの中に含まれておりません。