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更新日 2018-05-11 | 作成日 2008-02-07

トップヘビーにする

トップヘビー.jpg

トップヘビーにする。

そもそもトップヘビーなラケットにはどんなメリット、デメリットがあるのでしょうか?

メリット1)操作性の低下と引き替えにストロークなどの際にボールの飛びがアップ。敵の球威にも押されづらくなる
メリット2)Wilson社の錦織選手モデルであるBURNは、トップヘビー故にスピンがかかると言われています。だとすると、トップヘビーにすることでスピン量は増加するかもしれません、
 そもそも、テニスは自分の腕っ節の強さだけでボールを打つものではありません。いかにラケットの重さを効率よく利用するかが肝となります。てことは、先端に重さがいってると言うことは
振ったときにはいい結果が付いてくるんです。
フレームの慣性が増えてる分、ご自分でしゃにむに振らなくとも
スイングが始まれば、脱力してもボールは飛んでくれます

メリット3)鉛を装着した場合、いい具合に衝撃を吸収してくれる。いわゆるウェットな打感に近づくオマケの効果

デメリット1)操作性は下がりますから、ボレーには不利かと思われます。ダブルス中心でボレーで稼ぐならあまり薦めません

さて、ご自分のラケットを分析してみましょう
簡易的には、ラケットのY字型に分かれた部分(ヨーク)に指を入れてみて下さい。
トップライト.jpgトップヘビー.jpg


写真のように判別が付きます。
これで分かるのは静的バランスです。細かく言うと
グリップエンドからどれくらいの距離にラケットの支点があるかを計測します。


勿論、計測に当たっては糸が張ってあるのか、糸が張ってないフレームだけなのか、その糸も同じ銘柄を同じテンションで張ってあるのかどうか

さらに
グリップテープが巻いてあるのか、ないのか

長さ、面積などが同じであるかも意識しないといけません。

厳密には、グリップサイズが違うと他の数値をどんなに合わせても 最後に握ってテストで振ったときに違和感がぬぐえません

トップヘビーにする方法は?

トップヘビーにするための3つの方法
1 フレームに重りを貼る(露出)
少ない重さでTop寄りにバランスを移動するのならフレーム先端が良いが、面安定性を高める効能からフレームの最もワイドな箇所が理想的。但し、ハウディでは必ずしもトップヘビーだけが最良と見極められない場合は、グリップ内にも重りを充塡し
片寄らずほどよいバランスをご提案します。
重りを貼る位置.jpg


バンパーやグロメットの中に隠すステルス貼りも少量なら可能です
フレームにステルス貼り.JPG
グロメットを外し、ホール分をくり抜き、その中にウェイトを貼り込みます。

注意!メーカーの保証期間内のラケットに、この加工を行うと
万が一折れた場合に保証は受けられなくなります。

2 フレーム内にシリコンを注入する(充塡)

外からは重りを貼ったのが見えずスマートです
あまりにすごいハードヒッターだと鉛テープは象皮病みたいにヒビ割れしてしまいますが、シリコンにはそんな劣化はありません。
しかし、使っている途中で気が変わり、もう少し重さを抜いてくれなどのリクエストにはうまく対応できません。
そういう意味では、途中であまり対応しずらい、やり直しのききにくいカスタマイズです。


順番としては、先ず1の方法で好みの重さを探し
ほどよい重さを見つけてから、希望があれば2に進みます



注意!メーカーの保証期間内のラケットに、この加工を行うと
万が一折れた場合に保証は受けられなくなります。

3 ラケットをロング加工する(ラケットを長くするのページに飛ぶ)

ラケットをロング加工する

ラケットを長くするのページに飛ぶLinkIcon

2018.05.11
各社グリップ形状の特徴LinkIconを追記しました。
2017.09.18
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2012.10.07
グリップサイズを細くするをアップしました