硬式テニスラケットの選び方を説明します-その2

 
2章では、重さやフレーム形状や断面、ストリングパターンや長さなどがどう影響するかの話をします

3 ラケットの重さとバランス

ラケットを論ずるときには必ず、重さとバランスの双方を見比べることが求められます。
先ず重さとSW,SBを比較した下記表をご覧下さい
SWの大きいラケットは振った時にずしりと重く感じます

これをご覧になると、単純に重ければ必ずしも振って重いわけでなく、
また軽ければ必ずしも驚く程振って軽いわけでもないと理解頂けると思います
※BabolatのRAFA ORIZINは特例中の特例で持っても振っても重いんです(^_^;)
 
メーカーも長年の市場のマーケティングリサーチと研究でそこは理解していて、重さはバランスと長さをほどよくバランスさせながら調整しているとしたいです。
ほんとはもっとこうするべきと突っ込みどころは有りますが...
フレームの重さがどう影響するかをチャートにします。

では、重さをどう選んだら良いかを述べます。
あなたが過激なまでにハードに打つストローカーなら
程度の差はあれど、重めなラケットを選びましょう。
 
あなたがそんなには若くないダブルスプレイヤー、レジャー目的なら、非力なプレイヤーなら
迷うことなく、軽いラケットを薦めます!
 
ラケットは重い方がいい!あなたがストロークで強打してくる敵を撃破することを狙ってるなら、絶対真実です。軽かったら相手のボールに弾かれますし、重量があれば慣性の法則で打ち負けません。でも、条件があります。あなたがその重いラケットを、振り続けられるパワー、筋力、練習時間を持っているかです。もちろん、技術能力的にあなたがラケットを振り抜けてるならに限ります
 たしかに、近年のラケットは恐ろしい進化を遂げました。一昔前なら重さ280gでこんなにもボールを飛ばせるなんて信じられない事実です。でも、軽くて全ていいなら、なんでATPや全日本の男子選手が310g以上もあるラケットを使い続けるんでしょうか?答えはそこにあります。あの人たちは時速200kmを越えんとするサーブを返球しなきゃならないんです。1日の内にポリエステルを切ってしまう恐ろしいスイングなんです。そんな全日本レベルに負けないだけのスイングができていると自信のある方なら重いラケットにこだわっていただいても結構です。でも、あなたの相手もそんなハードな球を打ってくるんでしょうか?
 重いラケットは欠点があります。いざスイングが起動してしまえば、あとはラケット任せですごいパワーが産まれますが、もしも、敵がすごい球を、食い込むような早さで打ってきたら、重いってことはテイクバックが数秒遅れたら致命的です。あなたが、完璧なコンディションでスイングできている間は頼もしい味方でしょうが、あなたのスイングの一連の動作に狂いが生じてきたとき、重いラケットは容赦なくあなたからパワーを奪い取ります。さらに、ボレーには褒めるべき要素はありません。ですから、上記の問題を問題と感じない方だけが重いラケットを使い続けましょう。心配がある方は、とりあえず気持ち軽めなラケットからスタートしてみることを薦めます。軽いかなと思ったらウェイトでTune upできるんですから。
 
反対に、少し重かったかなという失敗の場合に、ハウディといえども
軽くするのは2〜4gくらいしか加工できません。

重さにかかわるバランスの話

各メーカーのラインナップを見ると下記の事実に気づきます。
薄ラケで面が小さめ→比較的、重めに作ります。
.....振ることが生きがいの方のためのラケットだからです。
デカラケで面が大きめ→大きければ大きい程、軽く作ります。
.....スイング速度はあまり求めないか、力がないためにあまり振れない方のために作るからです
 
そこに深く影響するバランス..中でも静的バランスの話です。
英訳すればSB=Static Balance..ラケットの中心点がグリップエンドから測ってどこにあるかの
です。距離が大きければ大きい程、トップヘビー。数値が小さい程トップライトになります。
次にバランスの3分類を画像にします。


傾向的には、重さの重いラケット程バランスはトップライトに
重さが軽ければ軽い程、トップヘビーバランスに作ります。
この理由は、過去にメーカーが犯した失敗から話さなければいけません。
カーボンの技術が進んだ1989年にHEAD社が225gという超軽量ラケット「Ti.S6」を発売しましたが
その人気に追従し、各社が超軽量ラケットを通常バランスで発売しました。
 
すると、プレイヤーから一斉に悪い指摘が...それは軽いけど飛ばないという評価でした。
そこに、Wilsonから1990年ハンマーバランスが登場。トンカチが軽い柄に重いヘッドを付けて機能するという部分に着目し、軽量ラケット程、トップ部を重く作るという物でした。
 
なるほど、ハンマーバランスであれば、軽過ぎるラケットは、相手のラケットに弾かれるという悪癖が一掃され
それからしばらくは、各社軽量ラケットは先重バランスでという時代が続きます。
それが2019年頃から、素材の進化のおかげで、それほどトップヘビーにしなくとも
打ち負けないようになり、近年軽量ラケットはそれほどトップヘビー指向でもなくなってきています。
 
要約しますと、打った時のパワーを求めるなら重いラケットなのですが
重くて、バランスもトップヘビーだとさすがに人を選ぶのでトップライト気味に
反対に、軽いラケットはそのままトップライトだと打ち負ける傾向があるので
対策としていくぶんかはトップヘビー気味に作っていました。

例外としては錦織モデルであるULTRA TOUR 95CV V4.0は重さが309gありながらスイングウィトが300越えですので、相当トップがずしりと重い典型です。
これはトップヘビーーの方がスピンがかかるというWilson独自の考えに基づくモノで
並のプレイヤーではこのバランスが駆逐してしまいます。
ここまではバランスの中でも静的バランスの話をしてきましたが、
ハウディではそれよりもっと重要な動的バランスを重視します!
動的バランス...英訳すると SW=Swing Weight 単位はkg/平方cmです
 
下の動画がYONEX社のPRECISION SCANです

一般のお客様は、ラケットを評価するときに重さと静的バランスの2点のみを選びの基準にされますが、もっと正確で正しい、ラケットを振ったときに感じるバランスが
動的バランス=スイング・ウェイト=慣性質量
なのです。
この数値には重さと静的バランスが加味されて、プレイヤーの感性に最も近しい値を出してくれます。
例えるなら、昔の車屋さんではタイヤ+ホールのセットを静止した状態でホィールバランス調製を行っていましたが、近年は、タイヤを回転させながらバランス取りを行う「ダイナミックバランス調整」が一般的になってきました。動的の方がなんか良さそうでしょ?
 

 この数値がわかってくると、少々の重さの差より、静的バランスの差より
スイング・ウェイトにこだわるとラケット選びが簡単、正確になってきます。
 
もっと動的バランスや静的バランスを理解して、ラケットのバランス調整に興味のある方は
こちらをご覧下さい。
 
 
静的バランスと動的バランス LinkIcon
 

4 フレームの形状

フレームの形状(全体の形状)
先ず、説明図をご覧下さい


丸形..スィートスポットが明確に存在し、芯に当てるのを楽しめる
丸形の下すぼまり..スィートエリアがやや上方に移動し、トップ部の飛びが比較的良い
四角形..スィートスポットはやや不明瞭、芯をやや外して当てても楽しめる
上記の理由から
世間に一番多い丸形ラケットでもテニスは楽しめますし、芯に当てるのを追求する目的ならあえて丸形にこだわるのもいいですが
芯を外すことのよくある初心者や、ボールを捉える場所がもう一つ定まってないレベルの方なら四角形ラケットで快適に楽して早く上達しようという選択もアリだと思います。
また、Prince社の穴あきラケットO3シリーズも打点を少々外しても、ラケットがそれを助けてくれるという意味ではスィートエリアの大きさ故、期待できます。

フレームの形状(断面形状)
今度はフレームの断面がもたらす影響の話です。


でも、よくよく考えてみるとひとつの法則に気づきます。
それはBOX断面のラケットはほとんど薄ラケ〜中厚に限定され
ラウンド断面のラケットは総じて中厚〜厚ラケであるという事実です。
側面厚が26mmを越えると全てラウンド断面になっています。
 
そのため、断面がもたらす影響の前に
ラケットの選び方1で申し上げたラケットの厚さ(固さ) LinkIcon
の特性に引っ張られてしまいます。
言い換えるなら、薄いラケットはその特性を濃厚に発揮するためにBOX断面を採用し、厚ラケはそれらしくするためにラウンド断面を採用したとも考えられます。
 

5 ストリングパターン

ストリングパターンがどう影響するかを図にまとめました


まぁ、簡潔に説明するなら、
パターンが18×20のようにストリングの間隔が細かくなると、難しさがUP
パターンが16×18のようにストリングの間隔が粗くなると、楽ちんさがUP、飛びも良くなります。
時には、CX200_2022モデルのように横糸の間隔を密にする例もありますが
無難にはあまり細かいストリングパターンには手を出さない方が賢明でしょう。
18×20パターンはストリングが切れにくく永持ちして欲しい、飛びを抑えたいなどの
明確な意思を持つ人が選ぶべきであり、コントロール性以外にメリットは少なめです。
全日本選手でさえ、スピンは18×20より16×19の方がかかると断言します。
世界に目を向けてもWilson社のBLADEの使用率は、外国勢は大半が18×20を使用しますが、日本選手は16×19の使用者が多いってあたりもその辺を感じさせます。
 
スナップバック理論をご存じでしょうか?
ストロ−クでボールを捉えた際に、ボールによって押し下げらられた縦糸が元に戻ろうとする力でボールにスピンをかけるって理論です。
画像を見るのが手っ取り早いですね。

これは、糸の素材による滑りやすさも関係しますが、
もう一つ、ストリングのパターンにも影響されます。
考えれば分かることですが、張り上げたストリングの目が粗ければ粗い程、このスナップバックは大量に発生します。
その意味からは18×20が最もスナップバックが起きずらく、Wilson社の実験結果では2013年発売のSTEAM99Sに採用された16×15が最も多くスナップバックが発生することが分かっています。
ただ、スピンの過激な量は褒められましたが、糸切れが凄まじく、結果、その後継モデルたる
BURN 100S V5.0は耐久性とのバランスを取って18×16というパターンを採用するに至っています。
 
縦糸のピッチ(間隔)に関して
少し余談ですが、横糸のピッチだけでなく縦糸のピッチも影響します。
特に、ボールを捉えるであろうセンター付近のピッチが1mm違うだけで、明白に飛びが変わるんだそうです。
例えば、PURE STRIKE 2022がセンター部の縦糸ピッチに比べ、フレーム端の縦糸ピッチが倍程も距離が空くのは、センターの飛びは気持ち抑え、端部を飛ばすようにとの明確な意図が感じられます。

6 ラケットの長さの影響

ラケットの長さがどう影響するかを図にまとめました


端的に言えば、長い程振るのは大変になるものの、振れればパワーは増大するので操作性と得られるメリットとのせめぎ合いです。コートカバーリング能力も上がりますが、ボレーに関してはメリットはゼロどころかマイナスと考えます。操作性は標準の27インチに劣ります。
1997年の資料によると、効能は「モアパワー」「モアコントロール」「より高い振動吸収性」「モアスピン」「コートカバーリング能力」を挙げています。M.チャン選手はロングボディ(長ラケ)を駆使し、二年間でサービスエースの数を195%にまでアップさせたのですから、サービスのパワーアップは認めざるをえません。
 野球で、ホームランバッターがバットを長く持つがごとしであります。しかし、テニスはストロークばかりではない。ボレーもするし、様々なボールの変化に対応しなくてはなりません。慣性力が増すと言うことは、逆説的には振り始めもしくは、スィングのスタートを起動させるのに多くのエネルギーを要すると言うことでもあります。

 
 日本にデビューしたとき、各社が軒並み時代は長ラケだって叫んだときに、僕は絶対無理だって思っていました。それは、購入されたお客様と、お付き合いのコーチ達のいずれにも出た現象ですが、テニスエルボーをかなりの確率で誘発させたという事実です。2ヶ月以内に8人のプレイヤーが肘に痛みを覚えれば、なんらかの因果関係はないでしょうか?長いということは、ぶつかった時にテコの原理で、フレームが反対に持って行かれるということでもあり、筋力で支えきれないプレイヤーや、骨格がそれほど恵まれないプレイヤーには、相容れない規格だったのではないでしょうか?事実の検証はともかくとして、カタログに未だ掲載されているのはPURE DRIVE+(0.5インチ長い)他数えるばかりという事実。これこそが全てを物語っているのではないでしょうか?
とは言え、1度慣れ親しんだ長ラケの打点やメリットから抜け出せない方がいるのもまた事実。そんな方のために、ハウディでは1.5インチまでの長ラケ改造を行いますから、諦める必要もないですよ。
自分にあっていると思えるなら信念を貫きましょう!

まぁ、身長がかなり大きい人か、スイングには少々重くても平気な方で、スピン量やボールパワーを飛躍的に増大させたい方限定とさせて下さい。
 
参考例として、VCORE 98 張り上がりを0.5インチ長ラケ加工したデータを載せます

 
標準の27インチより短いのは、操作性は間違いなくアップしますので、テイクバックから打点までは明らかにすっと合わせられますので、初心者にとっての導入としてはお薦めです。
しかし、振れるようになってくると、いかんせんスイングした割にパワーの向上分はそれほどでもないので、上手くなるまでの過渡期に使うラケットかと考えます。
仮に26.5インチをあまりに長く使用していると、27インチへの移行に苦労するかもしれません。
27インチでも普通に振れるようになるのが理想です。
 
余談ですが長ラケの歴史はPRINCEのMichael Chang GRAPHITEが28インチで登場し
ITF規則では長さに関し29インチ(73,66cm)以内と定められています。

7 グリップの太さはどう選ぶ?

ココまでの話を読んで頂けましたら
どんなラケットを選ぶべきかは、見えてきたのではないでしょうか?
この章は、その選んだラケットの中でどのグリップサイズを選ぶべきかの
話をします。
まずは、サイズによるメリットデメリットの話です。

ハウディの店頭で売れるのは
G1..12% 主に女性ユーザーのみです。それでも試合に頑張る方は2を買う率が高いです
G2..84% 無難で一番売れるサイズ。
G3..4%   競技系の重めラケットにたまにリクエストが来ます。ほとんどは前も3を使っていたからという買い方の様な気がします。
 
参考までに、どんな握りを選んだらいいかの画像も一つ
握ってない方の人差し指がギリギリこの隙間に入るかどうかをご確認

 
ちなみに手が大きいフェデラー選手でグリップ3,ジョコビッチ選手も3,リストワークを多用するスピン派のナダル選手でグリップ2を使っていることを考えると、あまりに太いグリップサイズの需要は消え始めているのではないでしょうか?時速200kmオーバーのサービスをリターンするグランドスラム選手と一般プレイヤーは求めるモノが違うと思います。昔、ラケットの性能が低い時代にはグリップが太くないと、面ブレが止められないという時代は確かにありました。
しかし、各社の進化した技術で作られる今のラケットはそんな太さに頼らずとも、かなりの
面の安定性を確保できています。
たぶん、グリップ3を使い続けるほとんどのプレイヤーは、チェンジを拒む方か、あるいはその太さに慣れすぎて違う太さを受け入れられない方なのかと思えます。
 
今のグリップサイズに不満がありましたら下記の手段をどうぞ
a)カスタマイズ加工で太く,細くする  

b)グリップレザーの交換で太くする、細くする(使い込んだレザーは薄くなっています)
c)グリップテープの太さを選ぶ..0,4〜2.65mmまで各種
d)グリップテープを二枚重ねとか、引っ張りを加減して太さの微調整をする

  • 買い直す前にお店に是非相談下さい。解決できます!

以上、ラケットの選び方をながながと書きましたが
これに全く当てはまらない選び方をする方がいらっしゃいますので
それを番外編として最後の章に書きます。
 
1 デザイン指向が余りに強い

  • そりゃぁ、どうせ買うなら好きなデザインの方にお金を払いたいですよね?分かります。
  • 色は青に限るとか、白が好きとか、機能説明を無視して好きなデザインに飛びつく
  • 聞き分けのない専門店泣かせのお客様..せめて、糸やテンションくらいこちらの提案を聞いて下さい

2 憧れの選手のラケットを買いたがる

  • いわゆるミーハー買いですね。そもそも選手と全く同じラケットは(プロストックとして購入でもしない限り)手に入らないし、万が一、それを入手できても一般のプレイヤーが使いこなすなんてほぼ困難と考えます。
  • でも、火傷をしてみるのも勉強になるかもですから、そちらの愛が強ければ
  • 買ってみますか?でもできたら先に試打をしておきませんか?
  • 買いたくて仕方ないなら、あなたとの相性を論ずるのは引っ込め、最大譲りますが、せめて、糸やテンションくらいこちらの提案を聞いて下さい

 
3 目的がはっきりしないお客様

  • ボレーもストロークもすごく良いラケットを欲しがる方..そこそこならいくらでも有りますが..基本、そのショットが求めるのは別方向なので、どちらかに良い特性を出すと、そうでない方は少し我慢頂く必要があります。二兎を追う者は一兎をも得ずの格言通りです。
  • スピンをかけたいので大きい厚ラケをとか、球をつかみたいので厚ラケをとか、パワーが欲しいので薄ラケをなどと言われますと、完全に無いものねだり状態です。
  • 「あるショットにすごく良いラケット」は「さほど気にもいらないが、格別問題ない平均点ラケット」より魅力はありませんか?

 
4 あまりに昔のラケットを使い続けている方

  • 例えば、塗装がベタベタしているとか、レザーが腐りかけで朽ち果てていたりカビが生えている方
  • 永く使うのも美徳ではありますが、10年以上も使ったらもう新しいテクノロジーが生まれてますから
  • 心機一転、新しいラケットを新調してみませんか?
  • あまりに昔のラケットを自分の基準とされますと、新しいラケットに違和感を覚える人になってしまいます。今のスキー場に、昭和の学生時代に履いていた2mのスキー板を持ち込むみたいな感じです。
  • やはり流行にはほんの少しでいいですから、アンテナを張っておきましょう。

 
5 ネットで購入すると決めていて、ショップで情報のみを仕入れに来る方

  • 商売の厳しさですね。試打用ラケットを借りられて、毎回どっかで買った新品ラケットを張りに持ち込まれるのも寂しいです。
  • たぶん、冷静に張り代や付帯サービスを計算されれば得はしてないはずなのに!
  • 仕方ないとは思いますが、1時間近くもお話をして、欲しい気はビンビン伝わってきて、在庫があるのに帰られますと、そのお客様に費やした時間は戻ってきません。
  • 手前どもの店で購入頂いて、関わるメンテサービスは全て店に任せようってお客様は本当に嬉しいです。真心込めて応えなきゃって気にさせられます。

 
6 ネットなどで中古ラケットを購入する方

  • 全て否定はしませんが、いいラケットを手に入れられる可能性は低いかと思えます。
  • そもそも、前の所有者がどんな使い方をしていたかが分かりませんから..中古車なら走行メーターでどのくらい走ってるかを見極められますが、ラケットは外観が全てです。
  • 見た目には程度が良くても、実際には腰が抜けて全然性能が出ていない事もあります。
  • 要は、博打的要素が濃い購入方法なのに、そんなリスクを冒すメリットはありますか?

 
7 ラケットはストリングと合体して初めて完成するのに

  • 糸は張ってあればなんでもいいという考え方のお客様..これも寂しいです。
  • 張り替えてないのを自慢し、張り替えする行為を馬鹿にする方。体に負担を減らし、テニスを上手にし、結果楽しさも倍増するはずなのに....張り替えないことで損をしています。
  • ストリングにもう少し造詣を持って頂き、さらに素晴らしいラケットに昇格させましょう