フレームを軽くする

ラケットを軽くする。
1 トップ部のバンパーを必要分削ぎ落とす
得られるメリットは、トップライト化による操作性の向上です。フレアー加工(フレームに突き出たグロメット先端を外側に曲げ広げる加工)がされてない新品ラケットなら、またはフレアー加工がしてあるラケットでもその部分をカットすれば取り外せます。ただし、結び目の穴が広がっていますから
一度抜いたバンパーは高い確率で元には戻せませんので、いっそ新しいバンパーに交換するか、装着したままで地道にカットします。よほど器用な方でない限り、お店に出すことをお薦めします。
ハウディでは、効率よいこのやり方を薦めます。なぜなら、見かけだけでなく積極的に
2 グリップから重さを削ぎ落とす
消極的には天然革が巻いてある場合に、シンセレザーに巻き替えることで4〜5gは軽量化を期待できます。
積極的にはグリップそのものの長さをカットすること。言い換えればショート加工です。得られるメリットは、トップライト化によりはっきりわかる操作性の向上です。断然トップライトに仕上げたいならこれ!重さ300gのラケットの長さを0.5inchショート加工すると、動的スイングウエイトでは17〜21kg/㎠先が軽く感じられます。
静的バランスで1cmほど先軽になります。
勿論、0.25inch、0.5inch、0.75inch、1inchと小刻みで対応します。
親の使っていた軽めなラケットを一時お子様になんて場合はこの方法が理想的です。
注意1、重さ...
もとの重さが300gもあるラケットの場合はショート加工をしても
小学低学年にはちときついでしょう。重くて振れずテニスが上達せず楽しくなくなります。
注意2,グリップの太さ...
グリップの太さが1ならともかく3のグリップを
小学低学年にというのもいくらなんでも無理があります
デメリットはダブルハンドで持つプレイヤーの場合は握る部分がカットする長さに応じ短くなることです。ラケットの長さが短くなると、ボールを飛ばすパワーは低下します。
3 ストリング部分から重さを削ぎ落とす
言い換えれば質量の少ないストリングを張ると言うこと。この場合、好きな打感とか性能は若干諦めていただいての緊急措置となります。その意味では天然ガットは重くなりますので、天然ガットを張る選択肢は消えます。トップライトにしたければ、1.20以下のナイロンの細いゲージを選択する必要があります。
反対にポリエステルは2〜3g重くなる傾向があります。ポリがどうしても良いとの場合は、耐久性やもろもろは我慢して1.15未満の極細ゲージにすれば軽さは手に入れられます。
デメリットは、なんと言っても重さバランスのために好きなストリングや好きなゲージを諦めていただく必要があることです