カスタマイズ〜グリップを細くする

グリップを細くする

グリップサイズを細く加工する

1 自分でもできる加工
購入した、あるいはもらったラケットのグリップが微妙に太めに感じた時に
細くする方法
今巻いてあるレザーを剥がしてから
薄手なレザーに巻き替えてみましょう。
通常、よく巻いてあるレザーは2.1〜1.5mm厚のものがほとんど。中には年配向けラケットで衝撃吸収効果を狙い2.2mm
厚なんてのもありますから、そのレザーをより薄手に巻き替えるだけで
気持ち細目に感じられるようになります。

もちろん、重ねて巻いてある グリップテープも
通常0.55〜0.7mm厚ですから、このグリップテープを超極ウスに巻き替えてみても少しは達成できるはずです。
YONEX社のカスタムシングリップAC127/1.2mm厚..税抜定価¥1,200や
キモニー(Kimony)エキスパートテクニレザー グリップ KGL164..税抜定価¥2,800 本革製0.8mmレザーに巻き替えますと、通常のグリップテープを一枚巻いてほぼオリジナル状態の太さになります。

YONEX社からは 極薄グリップテープAC130 なんと、0.4mm厚..税抜定価¥360も出ています。

ただし、使い込んだ今巻いてあるシンセ・レザーはクッションもヘタリ厚みが相当に薄くなっているはずですから
現状の厚さを知ってないと、交換しても目論見が達成できるかは要注意です。

絶対にやってはいけないのは、オリジナルレザーを剥がして 単にグリップテープ一枚でごまかす方法!言い換えるなら座布団の中身を抜いて座布団カバーに座るがごとしです。
完璧なやっつけ仕事です。もともとレザーが巻かれた状態で設計されてるわけですから
そのレザー様を剥がして、グリップテープに役目を代行してもらおうなんて無謀です。
グリップの角で擦れて
えらく早めにグリップテープがダメになっているはずです。腕への衝撃も吸収しきれません。選手の指も壊しかねません。

レザーを巻き替えるだけでしたら
ハウディでは巻き替え税抜工賃¥500でその場で巻いてお渡しします。
ただし、YONEX社ラケットによくある糊付けレザーや、相当に低年式のラケットの場合、レザーがボロボロになり綺麗に剥がせず、次のレザーを巻くのに下地処理が必要なことがあります。
ハウディではそんなとき、溶剤を使ってクリーニングします。その場合はクリーニング代税抜¥700(程度によりさらにかかることも)が別途かかります。

グリップサイズを細く加工する2

2 店に依頼する加工「グリップを削る加工」

細くする方法
手元のラケットのレザーを剥がしてみて下さい。中から発泡ウレタンの芯材が出てきたらしめたもの。
ベージュ色した少なくともカーボン芯材でないもので覆われてるなら発泡芯です。
発泡芯材であるならば削ることが可能です。


当然、削るときに好みを反映させることは可能ですから、WilsonをHEADぽくとか、その逆とかに作り替えることも可能です。但し、グリップを削る加工はラケットのメーカー保証適応は受けられなくなりますのでご注意下さい。
購入後、正規ルートで購入されたラケットでも6ヶ月から1年間経過で保障も切れてしまってるとは思いますが..。

発泡芯でなく、カーボン地が剥き出しで出てきたら削りは不可能ですので、細く加工することは1以外対処のしようがありません。諦めて下さい。
これに対応できるショップは100%ないはずです。
ご注意!1
発泡成形されたグリップはその特性上、中に空気をたくさん含みフカフカ?しています。外側に行くほど固くなっています。0.5mm程度の削りならさほど問題は無いですが、あまりに多くを削りますと、芯材の柔らかいところが出てきますので握力が強い方ですと、握り込んだときに破損の危険性が出てきます。
削りはせいぜい1サイズダウンにとどめておくべきでしょう。

ご注意!2
削れば当然、グリップ部から3〜8gの重さが失われますので、オリジナルのバランスに戻すためには
エンドにウエイトを少しプラスさせてもらった方がイイと思います。
ただでさえ、グリップを細くしたことによって 先重に感じる傾向が出てきますのでバランス加工を省略するとほとんどのプレイヤーが違和感を覚えるはずです。
これはほぼ必須のオプション加工とお考え下さい。
当然、エンドキャップの交換も必要になります。失われたバランスを戻す工賃は通常¥400〜¥700です

費用は削り加工賃¥6,000+税...ハウディお買い上げラケットの場合は特別に¥5,000+税とリーズナブルです。

 

レザーの巻き替え工賃¥500+税とエンドキャップ¥400〜¥500+税(メーカーにより差異あり)+エンドキャップの脱着工賃¥500+税
そして先に挙げたバランスを修正する料金が¥400から¥700+税ほどかかります

お預かりしたときのBefore Afterの
データ報告書が添付されます


 
この時に、レザーもついでに蘇らせることを強くお薦めします。今までのラケットのレザーはどれくらい使われたかにより
考えるところですが、剥がしてみると恐ろしく薄手になっていることに気づくはずです。
しかも血と汗と涙?を吸い込んであまり衛生的ではないと思えますし..。

右利き、左利き用に巻き直しますし、使い込んで厚さとクッションがへたへたにくたびれた
レザーを新品に蘇らせ、最高のコンディションに仕立て上げましょう。

するとレザー代¥1,000から¥1,500+税も追加になりますね。
HEADやVOLKLのラケットはちと話が変わります。

HEAD社のパレットシステム 画像下がSPEED用の"S"グリップ

HEAD社の場合は、写真のパレットシステムを使っています。
簡単に言えば、HEADのラケットは全サイズ、共通のグリップで作られていまして、そこに1から4まで用意されてるパレットでサンドイッチするわけです。
ですから、このパレットを外して、3から2や1へ。勿論1から4に変えることも可能な訳です。

さらにSPEEDで使う"S"グリップに変えれば、あまり扁平でないWilsonみたいなグリップに変更することも可能です。
これまた エンドキャップは 別途用意しなければいけません。
注意!2020年より扁平型で有名なHEAD Prestigeもグリップサイズは"S"グリップに変更となりました。

MANTIS製ラケットも今はパレットシステムになっています。

グリップサイズを細く加工する3

店に依頼する...発泡成形にて
各メーカーのグリップモールドを各サイズ
用意していますので1〜4サイズまで自由に成形可能です
 
その際に、重さやバランスを限界を超えない範囲で
調整可能です
 
さらに、衝撃を緩和する「FLAX」の0.2mm厚や0.1mm厚を
内蔵することも可能です。
 
店頭で「FLAX」を装着する場合は、どうしてもその分の厚さが
増えてグリップが微妙に太くなりますので、この際に
「FLAX」の装着もお薦めします
 
 

ハウディに
グリップを細くする カスタマイズ
を依頼されたいときは
右のオーダー書をご利用下さい。
.pdfファイルと.jpgファイルを用意しました。
こちらで申し込まれ、見積もりを聞いてから
ご検討下さい。
かかる期間はおよそ2〜3週間です。


LinkIcon加工依頼書.jpg